RX 10 Elementsでできること【ポスプロ学園#17】
これからRX 10 Elementsでどんなことができるか解説いたします。
RX 10 StandardとAdvanceにはRX Audio editorが付属し、製品単体での使用ができますが、RX 10 Elementsはプラグインとしてのみ使用できる製品になっており、映像編集ソフトやDAW上で動作します。
RX 10 Elementsが有効なシチュエーション
- 音声の被ってしまったバックグランドノイズなどを軽減したいとき
- 録音をした際の音の響きを軽減したいとき
- リップノイズを軽減したいとき
- 音の歪みを軽減したいとき
- 録音した楽器の音を修復したいとき
- 効果音を修復したいとき
- ハムノイズを軽減したいとき
- OBS等の配信でノイズを軽減したいとき(NUGEN SigMod等が必要な場合があります)
- 歯擦音を軽減したいとき
RX 10 Elementsは基本的なノイズ処理などに非常に有効なモジュールが含まれているので、RX 10 Elementsだけで大抵のノイズ処理ができます。
RX 10 Elementsをお勧めしたい方
- はじめてRXを使用する方
- 基本的なノイズ処理だけをしたい方
- 動画の編集をされている方
- 動画配信をされている方
- 自主映画の製作などをされている方
- なるべく簡単にノイズ処理をしたい方
- 楽器の録音をされる方
- 将来ポスプロ関係の仕事に就きたい学生の方々
RX 10 Elementsは、動画の編集で発生する音の問題の多くを軽減することができますので、動画編集をされている方々には是非試して頂けたらと思います。その他、バンドの録音をされている方にも、楽器やパーカッション向けの設定があります。
ポスプロ業界を目指している学生さんや、自主製作で映画の製作をされている方も、RX 10 Elementsを使用してもらうことで、音声編集技術が身につき、かなり高度なことまでできるようになります。更に、高度な編集をしたい場合は、RX 10 StandardやAdvanceにアップグレードすることをお勧めします。
RX 10 Elementsを初めて使うときにお勧めの「Repair Asistant」
はじめてRX 10 Elementsを使用される方は、先ず「Repair Asistant」を試してみることをお勧めします。「Repair Asistant」はRXが自動で音源の問題を複数の機能を使用して軽減するモジュールです。先ずは「Repair Asistant」を使用して、RXがどのようにノイズの処理をするか学ぶこともできます。
バックグラウンドノイズの処理をするだけなら「Voice De-noise」がお勧め
バックグラウンドノイズを軽減したいだけなら「Voice De-noise」を使用することをお勧めします。「Voice De-noise」は動作も軽く、音声トラックにインサートして使用するにも向いています。OBSで配信する際にも使用できますので、空調ノイズの軽減などに有効です。
最後に
RX 10 Elementsは基本的なノイズ処理をするための機能が十分備わっている製品です。自身の利用目的を考えて、どのRXを使用するのが良いか検討して頂けたらと思います。はじめて購入するRXで悩まれているのなら、先ずはRX 10 Elementsを試してみるのが良いと思います。
使用する方法はiZotope Asiaに動画をアップしてありますので、是非参考にして頂けたらと思います。