チュートリアル
RX 10 Voice de-noiseとSpectral de-noiseの違い【ポスプロ学園#16】
RX 10にはVoice de-noiseとSpectral de-noise2種類のde-noiseがあります。この二つのモジュールの違いや、どんなときにどちらを使うか解説していきます。
音声のバックグラウンド処理に特化したVoice de-noise
Voice de-noiseは音声のバックグラウンドノイズ処理に特化したモジュールになります。動画を作成されている方やMAミキサーさんがよく利用しているモジュールです。
Voice de-noiseが有効なシチュエーション
- 音声のバックグラウンドノイズを軽減したいとき
- 音質の変化を最小限に抑えたいとき
- バックグラウンドノイズが比較的強くないとき
- RX 10 Elements ユーザーの方
多種多様な音のバックグラウンド処理に特化したSpectral De-noise
Spectral De-noiseは色々な音のバックグラウンドノイズを軽減することができるモジュールです。細かい設定もでき、色々な状況に対応できる高機能なモジュールです。
Spectral De-noiseが有効なシチュエーション
- バックグラウンドノイズが強いとき
- 一度に強くノイズ処理をしたいとき
- 細かい設定をしてノイズ処理したいとき
- 効果音などの音声でない音のバックグラウンドノイズを処理したいとき
最後に
配信や動画の音声をきれいにしたい方は基本的にVoice De-noiseを利用するのが良いと思いますが、ノイズが強い時はSpectral De-noiseを利用する方が良い場合もあるので、是非試してみてください。
Voice De-noiseはReduction値は20まで。Spectral De-noiseのReduction値は40まで設定できるので、一度に強くかけたいときはSpectral De-noiseを使うのも良いと思います。
二つのモジュールの違いを理解して、効率よく作業して頂けたらと思います。