チュートリアル

RX 11 新機能紹介【ポスプロ学園#36】

2024.05.15

RXが新しく生まれ変わりました。RX 11では、多くのアップデートが行われています。RX 11の新機能について紹介致します。

Dialogue Isolateが大きくアップデート

RX 11では、Dialogue Isolateが大きくアップデートしました。
Dialogue Isolateは今までAdvanceのみで使用可能でしたが、Standardでも使用することが可能になりました。Standard版のDialogue Isolateは、機能が一部限定されています。

Dialogue Isolateにリアルタイム処理をするモードが加わり、Dialogue Isolateをトラックに直接さして、使用できるようになりました。この事により、大幅な作業時間の短縮をすることができるようになりました。

RX 11 Advanceには更に強力になったDialogue Isolate Highestクオリティモードが使用できます。更に、周波数帯によって効き具合を変更することができるようになりました。

Dialogue IsolateとDialogue De-reverbが同一モジュールになりました。一度の作業でリバーブ成分の調整もできるようになりました。

新機能 Streaming Preview

新モジュール Streaming Previewは各配信プラットフォームで音がどのように聞こえるか確認することができます。プリセットには各プラットフォームのプリセットが用意されています。

新機能 Loudness Optimize

新モジュールLoudness Optimizeは更に細かいラウドネス調整をするためのモジュールです。
ラウドネスを計測する際に、音源内にあるレベルより低い部分があると、ラウドネス計測の範囲から除外されてしまいます。Loudness Optimizeはこの除外されてしまっている部分を計測し、調整することで、同じラウドネス値でも、聴感上更に大きい音にすることができます。

Music Rebalanceアップデート

Music Rebalanceは性能をアップデート。以前のMusic Rebalanceより更に高性能になりました。

Repair Assistantアップデート

Repair Assistantは更に高機能になりました。インターフェイスも変更され、更に使いやすくなりました。Repair Assistantで誰でもプロ並みの編集が簡単に行えます。

Dialogue Contourアップデート

Dialogue Contourはインターフェイスがアップデートされ、更に調整しやすくなりました。

その他M/S表示ができるようになり、オーディオデバイスを変更する際にRXをリスタートする必要がなくなるなど、細かいアップデートもされています。

RX Spectral Editor ARAが使用できるようになります。DAWの機能としてRX Spectral Editor が使用できるようになります。Logic Pro, ProTools, Studio Oneで使用可能になる予定です。