チュートリアル

RX 11で雨音を軽減する【ポスプロ学園】

2024.09.04

雨の日に屋外で収録をすると、傘に当たる雨音や路上にあたる雨音などで、音声が聴きづらいことが多くあります。
RX 11を使用して雨音を軽減してみましょう。

1.簡単に雨音を減らしたいときは「Repair Assistant」がお勧め

簡単に雨音を抑えたいときは「Repair Assistant」を使用すると簡単に軽減することができます。
音源をLearnで学習させ、レンダーすることで、難しい設定することなく音声を簡単に聞きやすくすることができます。

2.トラック単位で雨音を抑えたいときは「Dialogue Isolate」がお勧め

「Dialogue Isolate」は簡単に音声以外の音を軽減することができるモジュールです。
「Dialogue Isolate」は音声トラックに直接インサートして使用することができるので、簡単に手早く雨音を軽減することができます。Noiseのパラメーターを調整することで軽減するレベルを調整することができます。

3.傘にあたる強い雨音だけを抑えたいときは「De-click」がお勧め

傘をさしながら録音した音声は雨が傘に当たる音が気になる場合があります。そのバチバチという音だけを抑えたいときは「De-click」を使用すると簡単に軽減することができます。Sensitivityのパラメーターを調整することで効き具合の強さを調整することができます。

最後に

雨音を完全になくさなくても聴きやすい音になることも多いので、雨音を完全になくすのではなく、雨音と音声のちょうど良いバランスを探るようにする方が、自然な仕上がりになると思います。
雨の季節の収録も、RXで聴きやすい音に編集して頂けたらと思います。