動画制作者向け RX 11とVEA どれを選ぶ【ポスプロ学園】

iZotope RX 11には、Elements・Standard・Advanceの3つのエディション。さらにVEAも含めると4種類の製品があります。このなかから自分に合った製品を決めるのに、悩んでいる方もいらっしゃると思います。
これから、それぞれの製品がどのような目的の方に向いているか、解説していきましょう。
簡単な操作で音を聞きやすくしたい
パラメーターが色々あると難しく感じてしまう。そういうユーザーの方も多いかと思います。一番簡単にノイズリダクションや聴きやすい音質にしたいならVEAがお勧めです。
VEAは3つのノブだけで、音をきれいにし、存在感のある音に編集することができます。イコライザーやコンプレッサーなどの難しそうな設定はVEAでは必要ありません。誰でも簡単にイメージする音に編集することができます。
とにかくノイズを減らしたい
ノイズリダクションの機能だけがあれば十分。更に、強力なノイズリダクションが欲しいという方は、RX 11 Elementsがお勧めです。
RX 11 Elementsには、Repair Assistantという強力なノイズリダクションが含まれています。このRepair Assistantは、音源に含まれている色々な音の問題をAIが分析し、自動的に設定をしてくれるモジュールです。Repair Assistantを使えば初心者の方でも簡単に高度なノイズリダクションを使用することができます。
ノイズリダクションはもちろん、ラウドネス調整などの音声編集もしたい
ノイズリダクションもできて色々な音声編集をしたい方。VEAやRX Elementsからのステップアップをしたい方には、RX 11 Standardがお勧めです。
RX 11 Standardには、RX Audio Editorが含まれており、ノイズを視覚的に確認・編集ができ、数多くの強力な編集機能を使用することができます。RX 11 Standardには、音声のラウドネス調整もできるLoudness Controlモジュールも含まれているので、プラットフォームに合わせたラウドネス値に調整することが可能です。
最強のノイズリダクションモジュールDialogue Isolateも含まれているので、RX 11 Standardを使えこなせれば、プロ並みの音声編集をすることができます。
時間をかけずに、色々な音声編集を完了したい
ノイズリダクションも最強の製品で、色々な編集を素早く終わらせたい方は、RX 11 Advancedがお勧めです。
RX 11 Advanceは全てのRX 11の機能を使用することができます。RX 11 Advancedは多くのプロの方に支持されている製品で、あらゆる音の編集に使用することができます。
その中でもLevelerは音のレベルをRXが自動的に揃えることができます。音の編集に不慣れな方や、作業の負荷を少しでも軽減したい方にはお勧めのモジュールです。Levelerを使う事によって、作業効率を大幅に上げることができます。
その他にも音程の調整をするDialogue Contourや、バックグラウンドの音を揃えるAmbinece Matchなど、Advancedのみに含まれているモジュールや機能が多く含まれています。
最後に
- ノイズリダクションは基本的なレベル。音声の調整を簡単にしたいならVEA
- 強力なノイズリダクションだけあれば良いならRX 11 Elements
- ノイズリダクションは勿論、その他の音声編集機能も欲しいならRX1 11 Standard
- 最高のノイズリダクションと、特殊な音声編集もしたいならRX 11 Advance
iZotopeには色々なユーザーのニーズに合わせた商品をラインナップしています。iZotope Asia YouTube等も参考にしていたいて、使用目的に合った製品を選んで頂けたらと思います。