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iZotope RX 10「Voice De-noise」で音声を聞きやすくしよう【ポスプロ学園#11】

2023.05.31

iZotope RX 10「Voice De-noise」は、音声のバックグラウンドノイズを軽減するのに先ず試してほしいモジュールです。
「Voice De-noise」を使用して、音声を聞きやすくしていきましょう。

「Voice De-noise」が有効なシチュエーション

  • 動画撮影での音声に含まれたバックグラウンドノイズを軽減したいとき
  • 配信などをする際のバックグラウンドノイズを軽減したいとき

使用方法

1.RXメイン画面右側のモジュールメニューより「Voice De-noise」を開きます。

2.素材のバックグランドノイズのみの所を範囲選択し、「Voice De-noise」画面左上にある「Learn」ボタンを押して、バックグラウンドノイズを読み込みます。

3.範囲選択を解除し、「Voice De-noise」画面右下の「Render」ボタンを押します。

パラメータについて

ノイズを軽減する量を変更するには「Reduction」を変更します。数値を上下することで、「Reduction」の設定を調整することができます。

Filter typeにある「Surgical」は通常使用するためのモードで、「Gentle」は音の変化を極力減らしたい時に使用します。

Learnするところが無いときは

音源に声のかぶっていない隙間が無いときや、バックグラウンドノイズの変化が激しいときは「Adaptive mode」を試してみましょう。Learnすること無く、バックグラウンドノイズを軽減することができます。

生配信する際の使用方法

生配信で使用する際は、音声トラックに「Voice De-noise」をさし、「Adaptive mode」を使用してノイズを軽減するか、声を出さない状態で「Learn」をして環境音を学習させたあと、「Reduction」の設定を調整してノイズを軽減させましょう。
「Adaptive mode」を使用すると、コンピュータの負荷が高くなりますので、一度テストをしてから使用するようにしましょう。

 

動画製作をされている方や、配信などをされている方は是非「Voice De-noise」を利用して、クリアで聞きやすい音声にして頂けたらと思います。